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CSAとは?

生産者と消費者が支え合う農業

CSAとは、「Community Supported Agriculture:地域⽀援型農業」の略称となります。
地域の生産者と消費者がお互いを支え合う農業の形です。
CSAはアメリカで1980年代に始まったとされ、現在では欧米を中心に世界的な広がりをみせています。

消費者が生産者と直接契約を結び、半年や1年など特定の期間の代金を前払いすることで、定期的に農産物を受け取れる仕組みです。農作物の受け取りに加えて、農業体験を通じて農場の運営に参加することもでき、子どもたちの食育や地域のコミュニティの活性化に寄与することが期待されています。

今、日本の農業が危ない

今の日本では、私たちの豊かな食文化が失われる危機に直面しています。
異常気象による不作や農家の高齢化、耕作放棄地の増加、そして地域の衰退といった問題が深刻化しているからです。
食の安全を守るため、輸入に頼ることや効率を重視した大規模農業だけでは解決できません。
地域の農業を支え、健康で持続可能な食の未来を創るためには、私たち一人ひとりが地元の生産者と連携し、食の大切さを再認識する必要があります。

とくしまCSA風土の設立の想い

健康で持続可能な食の未来を創るために、生産者と消費者が互いに支え合う「CSAのような風土」を広げたいという願いを込めて、2023年9月1日に当法人は設立されました。
私たちは、徳島にCSAを普及させるのではなく「CSA風土」を広げていくのがゴールだと考えています。
生産者と消費者を直接つなげるために、様々なイベントやワークショップの企画・運営を行っております。

当法人が考える「CSA風土」とは?

安心できる食の文化を次の世代へ

日本の農業問題は非常に深刻で、CSA(地域支援型農業)だけではすべてを解決できないのが現状です。
CSAは生産者と消費者を繋ぐ大切な手段ですが、これだけでは十分ではありません。生産者や消費者だけでなく、地域社会全体が協力し合い、支え合う仕組みが必要です。
徳島が阿波踊りだけではなく、農業を軸とした人々が集まる居場所となるために、地域全体で新しい連携の形を築いていきます。